M1チップ搭載 Mac mini(Late 2020)のベンチマークを測定しました(Geekbench 5)【vol.1】


Mac mini(Late 2020)のベンチマークを測定しました。
測定に使用したのは Geekbench 5 です。

比較対象として使用したのは MacBook Pro 16インチ(Late 2019) です。

《 目 次 》

  • CPUの測定

Mac mini(Late 2020) の構成は以下の通りです。
カスタムをしていないメモリ8GBの最小モデルです。f:id:harunobuta:20201118224605p:plain

MacBook Pro(Late 2019) の構成は以下の通りです。
Core i9モデルからメモリを32GB、SSDを2TBにカスタムしています。
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Mac mini(Late 2020) のCPUのスコアです。
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MacBook Pro 16インチ(Late 2019) のCPUのスコアです。
スコアを比較すると Mac mini(Late 2020) が大きく引き離しています。
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  • Computeの測定

Mac mini(Late 2020) のGPUは表示されませんでした。
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OpenCLの測定結果にGPUの情報らしきものがありました。
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MacBook Pro 16インチ(Late 2019) のGPUは以下の通りです。
Radeon Pro 5500M を搭載しています。
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OpenCLの測定結果にGPUの情報らしきものがありました。
Compute Units の数値に3倍の差があります。
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Mac mini(Late 2020) のComputeのスコアです。
MetalとOpenCLの両方を測定しています。f:id:harunobuta:20201119083847p:plain

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MacBook Pro(Late 2019) のComputeのスコアです。
スコアを比較すると MacBook Pro(Late 2019) が大きく引き離しています。
ただし、Mac mini(Late 2020) のスコアも非常に高いです。f:id:harunobuta:20201119083923p:plain

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  • M1チップ搭載のMacのコストパフォーマンスは最強

Mac mini(Late 2020)のスコアの高さに驚きました。
両者のカスタムをしていない最安モデルの価格差は、次のように4倍程度あります。

  • Mac mini(Late 2020 / M1):72,800円(税別)
  • MacBook Pro 16インチ(Late 2019 / Core i9):288,800円(税別)

使用するソフトが対応しているならば、M1チップ搭載のMacがお勧めです。
たとえば、M1チップ搭載のMacはBootCampが使えません。
(2020年11月19日現在)
Windowsとの併用を想定している場合は、一世代前のMacの購入が必須です。
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